再会ではなく再開
14年前のこと。
私はキャラメルボックスと出会った。
きっかけは友人に誘われたからだった。
池袋や新宿といった自分のテリトリーばっちりの劇場で、この期間内なら一度は行けるって思えるぐらいの期間で、なかなかある公演数。
親がオタクなら子もオタク、小さい頃から舞台鑑賞が好きな私はキャラメルボックスの世界に引き込まれた。
誘ってくれた友人を置いていく勢いで一人で劇場に足を運んだ。
でもでも悲しいかな。
なかなかある公演数ではあっても。
超多忙な分野の専門学校に進んだ私には、その公演数の中でも劇場に向かうことは難しくなり。
あんなに大好きでどハマりしていたのに。
一度劇場に行けなくなってしまうとドンドン足が遠のいてしまい。
気がついたら10年。
実習、国試、就職という波を超えて。
転職もして。
その転職先でのお昼休憩中、最近入った同僚さんとの会話の中で出た一言。
「学生時代、キャラメルボックスが大好きだったんですよ〜」
私、今、過去形で「好きだった」って言った。
確かに10年劇場に行ってないもんな。
あんなに毎公演行ってたのに。
久しぶりにキャラメルボックスのサイトを開いてみた。
そしたらなんと。
私の大好きな演目が再演してるではないか。
まさかの再会。
10年振りに行ったキャラメルボックスはやっぱり面白くて。
やっぱり大好きで。
「私、キャラメルボックス大好きなんです」っと現在進行形な気持ちに一瞬で舞い戻った。
今公演はWキャスト。
次のお休みか定時上がりでもう片方のチームも観に行きたい。
いや、観に行く。
私の中のキャラメルボックス熱が再開した、今日6/1を大事にしようと思う。